学校歯科健康診断時の感染症対策についての注意事項

  1. 1.本会発行の「学校歯科医要綱(2017改訂版)」について、再度内容を確認すること。

    2.手指消毒(アルコール等)を徹底し、グローブを必ず装着すること。グローブは必ずしも一人ひとり交換しなくてもよいが、汚染されたときはもちろん、汚染されていない場合でも一クラス単位程度で交換することが望ましい。

    3.口腔内を手指で触らない検診方法を徹底すること。札幌市立ではミラーの本数が児童・生徒数の1/4ほど多めに準備され、ダブルミラー法も一部採用できるようになっている。各教育委員会の配慮でディスポの舌圧子の用意も可能なので、事前に学校側と相談の上、有効利用すること。

    4.顎関節の検診は主に問診・視診で行い、触診は保健調査票などで異常を訴えている児童生徒のみに行うこと。触診した後は必ずグローブを交換すること。

    5.帯同者を含め、サージカルマスクに加えフェイスシールド、ゴーグルなどを必ず装着すること。(各学校で準備できる場合があるので事前に確認すること。)

    6.実際の検診時の進行方法については事前に養護教諭等とよく相談し、できる限りスムーズに行えるよう努力すること。

  2.  

    ◆ 学校歯科検診後に受診児童・生徒のPCR検査陽性が判明することがあり得ます。

    このようなケースにおいて、学校歯科医や帯同者が検診時にフェイスシールドあるいはゴーグルを着用していないと保健所より濃厚接触者と見なされ、PCR検査を要請される場合があり、その後の通常診療に影響が出る恐れがあります。

    ◆ 新型コロナウイルス感染拡大の今後の状況によっては、行政サイドから新たに急な通知が出されることも想定されます。最新の情報に関しましては順次発信していく予定ですが、先生方におかれましても、今後とも注意深く情報確認を継続されますよう宜しくお願いいたします。

     

「新型コロナウイルス感染症」(COVID-19)の感染拡大が心配されることから、日本学校歯科医会は「新型コロナウイルス感染症対策室」をホームページ上に設置しております。現在の状況下での学校歯科保健活動や児童生徒の学校生活全般に関する、必要かつ有益な情報の提供や、今後、学校歯科健康診断を実施するにあたっての指針などが示されています。

是非「新型コロナウイルス感染症対策室」を一度ご確認のうえ、今後の学校保健活動にお役立て下さい。

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