令和3年度 認定こども園・幼稚園・認可保育所 フッ化物洗口講習会(Web)

10月26日(火)午後7時より令和3年度フッ化物洗口講習会が開催されました。今年度も新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、札歯会館から配信のZoomオンライン講習となりました。当事業は、札幌市・江別市・石狩市の認定こども園、幼稚園、認可保育園(所)の関係者や嘱託歯科医を対象としたもので、8園の受講がありました。

 はじめに北海道保健福祉部健康安全局地域保健課健康づくり係主任技師の高橋 収 氏から「フッ化物洗口の基礎知識と実施方法」についてお話いただきました。主にフッ化物の安全性や有効性などの説明をいただきました。

 次に本会学校歯科担当の齋藤嘉高理事より実際にフッ化洗口が行われている「厚別さくらぎ保育園」の様子について講演がありました。薬剤の管理、フッ化物洗口液作成、洗口時の模様、後片付けなど、実践に即したスライドで導入へのハードルが下がるようにわかりやすく説明がありました。

 いつもは、参加者全員によるフッ化物洗口体験(1分間)を行っておりましたが、今回はデモンストレーションのみとなりました。また、新潟市の小学校でフッ化物洗口液と教室内の手指消毒用アルコール液の取り違えがあった件からも、ボトルの色の変更や、形状、目立つシールを貼るなどで違いをはっきりさせるなど、コロナ禍での注意喚起についてもご教示いただきました。

(辻村祐一 記)